六本松公園(福岡市中央区)の一角に、この場所が以前九州大学のキャンパスだった頃に構内に住んでいた草(と、その子孫)が、公園工事の際に移されて生き延びています。
キャンパス跡地の再開発のなかで構内の草を活かしてほしいと私自身が以前申し入れをしていた関係で、町内自治会の会長様のご理解とご協力をいただき、中央区役所に申し出て、2017年から草の区画(の一部)を私が手入れして草の世話をしています。
作業をしていて、公園で遊んでいるこどもさんや公園を通る方々からお声を掛けていただくことが多く、そのときに草の説明をしています。せっかくなので、それらの草とその世話についての発信をしていこうと考え、ブログを始めてみることにしました。
まだ中長期的なビジョンが立たないままの「草の世話」ですが、草をいま絶やしては残された意味がないので、いまは草が「生き延びる」ために世話を続けています。ゆくゆくはさらに広く地域の方々にこの公園や六本松地域の草について知っていただき、ともにこの地に生きてきた草と今後もともに暮らしていくための、何かよい道を編んでいくことができたらと思っています。