六本松の小さな草原 〔草の手帳〕

六本松公園(福岡市中央区)で再開発後に残された草の世話をしています。草の近況報告ブログです。(旧 六本松公園 草の手帳)

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六本松公園 初夏の草たち

2021年5月14日の撮影です

 

六本松公園、前回の記事に書きましたホタルブクロが早くも花の盛りを過ぎつつある様子でした。

六本松公園のホタルブクロ 花が咲いているけれども一部しおれている つぼみがもう見当たらない

まだたくさん咲いていますが、新しいつぼみが見当たらなかったです。花をごらんになりたい方は早めにごらんいただくのがよさそうです。生活必需品のお買い物や健康のためのお散歩の途中に、寄ってみてください。

 

このホタルブクロの区画にはホタルブクロのほかにもいろんな草がいます。

六本松公園のヒメコバンソウ 小さな穂がぱらぱら

ちょっと写真のピントがあっていませんが、ヒメコバンソウです。画面中央の、茎から小さな穂がぱらぱらと広がっている草です。

 

下の写真の草はヌカススキだと思います。こちらは穂(小穂)がさらに細かく、線香花火のようについています。丈もかなり小さな草です。

六本松公園のヌカススキ 小さな穂がこちらもぱらぱらと

ヒメコバンソウもヌカススキも盛りの時期を過ぎたようです。ホタルブクロとあわせて見てみていただけたらと思います。

 

 

ホタルブクロ区画のとなりの移植区画でも、いろんな草が元気です。いまはマスクサが生き生きしています。

六本松公園のマスクサ 全体 地面から放射状に黄緑の茎が立ち広がる

 

目立つ花が咲く草ではなく地味ですが、やはり小さな穂が、しっかりとできています。

マスクサの穂 細かな小穂がいくつか見えている

マスクサはたぶんそこまで珍しい草ではないと思うのですが、まちなかではあまり見ない草です。旧キャンパスには生えていました。

六本松は南公園の一帯から丘がすぐ近くまで迫り出していて、比較的豊かな緑が市街地と接しているその接点になっているのだろうと思います。旧キャンパスはその六本松の中で、林のような環境を保っていたのだと考えています。その一部がいまも六本松公園に残っているということになります。

 

いろいろな種類の草を今後も少しずつ載せていけたらと思っています。

 

※ もし草のことで何かご用がございましたら、草の移植区画に小さく掲示してあります連絡先にご連絡いただけましたらと思っております。よろしくお願い申し上げます。