六本松の小さな草原 〔草の手帳〕

六本松公園(福岡市中央区)で再開発後に残された草の世話をしています。草の近況報告ブログです。(旧 六本松公園 草の手帳)

このブログについて→ こちら の記事をどうぞ    

剪定しました

六本松公園の草の移植区画のうち西の区画に生えている桑の木とくぬぎの木を剪定する告知を現地に出していましたが、12月1日(水)に剪定しました。


剪定前。桑の木は黄色く色づいていました。後ろのノムラカエデもすっかり紅葉して、葉がだいぶ散っていました。

★前回や前々回の記事でイロハモミジと書いていましたが、ノムラカエデです。春の新葉が紫色なのが特徴です。

f:id:r_u_n:20211202005835j:plain


剪定は小枝を落としてから大きな枝や幹を切る手順で、お昼から夕方まで掛かりました。


剪定後。全体だいぶ小さくしました。来年の春にはまた枝が伸びて葉が茂るはずです。でもこれだけ小さくしたので、後ろのノムラカエデに邪魔になるようになるのは少し先になると思います。

f:id:r_u_n:20211202010516j:plain


切った後の幹や太めの枝の先端近くに、目立つようにテープを仮に巻いています。

f:id:r_u_n:20211202010701j:plain


切った枝は中央区役所に回収をお願いしてあります。


ところで、作業を終えて後片付けをしていると、警官さんがお見えになりました。こちらから挨拶をして、剪定の説明をしました。何か苦情があったのかお尋ねすると、木を切っている人がいると通報があったとのこと。区役所に枝の回収をお願いするために私が事前に連絡を入れていたので、区役所に確認を取ってらっしゃったようで、何事もなく終わりました。

通報なさった方は、一般市民が公園の木を切っている様子を見てたぶんびっくりして通報なさったのだろうと思いますが、以前の記事にも書きましたように現地に剪定の告知を出して、ご意見を伺う機会も作って、それでも通報されるというのが現実なのだなと思いもしました。

これを機に、ここに桑の木やくぬぎの木を残している理由や、ここの草のことについて、さらに広く知っていただける取り組みをしないといけないなと考えています。


草のほうは東の区画でヨメナが咲き続けています。花の数は少なくなりましたが、冬を迎えて寒くなる公園に文字通りの花を添えてくれています。お近くの方はごらんになってください。